お子様を歯医者嫌いにさせません
当院には小学生を筆頭に大変多くのお子様が来院されます。定期的に来院されている方の多くは、家族ぐるみで通院されていて、ご兄弟と一緒に来院されるお子様もいらっしゃいます。お子様が歯医者に定期的に通える環境を、歯科医・スタッフ一同で作れるよう心がけています。
歯医者デビューのお子様には診察・治療を強制せずに、まずは歯医者の雰囲気に慣れてもらうことを大切にしています。もちろん最初から大丈夫、というお子様にはお口の中を診せてもらったり、フッ素の塗布などの治療を行います。しかし、多くのお子様は怖がってしまったり、緊張していつも通りに行動できなかったりします。
このような場合でもご安心ください。私たちはお子様に歯医者に慣れてもらうことを第一に考えています。診察椅子に座るところまで、歯医者さんにお口の中を見てもらうところまで、子どもができるところまで頑張ってみる、最初はこれだけで十分です。
歯医者に慣れて治療に向き合っていけるよう、保護者様とともにお子様に対して根気強く向き合ってまいります。
保護者様に守っていただきたい5つの約束
お子様が歯医者に苦手意識を持たずに、定期的に通院できるようにするためには、保護者様のご協力が必要不可欠です。
ここでは日々の生活の中で、特に保護者の皆様に守っていただきたい5つの約束をご案内します。
①事前に歯医者に行くことを伝えてください
唐突に「今から歯医者に連れて行く」と言われると、お子様でなくても驚いてしまうものです。場合によっては必要以上に怖がってしまう可能性もあります。
歯医者に行く数日前からむし歯のことやお口を見てもらうこと、歯医者の大切さ、歯医者に行く日時をしっかりと伝えて、心の準備をする時間を与えてあげましょう。
②歯医者ですることは正直に教えてください
お子様には「何もしないよ」「行くだけだよ」と伝え、通院すると「むし歯だと思うから治療してください」という保護者様がいらっしゃいます。これはよくありません。お子様を連れ出すのは容易でしょうが、お子様にすればウソをつかれた、安心してきたのに怖い思いをした、と必要以上に怖がってしまいます。その時は治療ができたとしてても、お子様にはイヤな気持ちが残り、次回以降この方法が通用しなくなります。
①でも記載しましたが、歯医者ですることを正直に伝えて心の準備をさせてあげてください。ご来院する前には歯医者で何をするか、正直に丁寧に教えてあげてください。
③毎日仕上げ磨きをしてください
歯医者デビューのお子様にとって、初めて会う人に口の中を開けて見せるという行為ははとても勇気がいることです。そこでお口をあける訓練として、保護者様が毎日仕上げ磨きをして、お口をあけることに慣れてもらいましょう。お口をあける＝歯をキレイにしてもらう、こうした意識を持ってもらうようにしましょう。
仕上げ磨きはお子様のお口の健康維持に大変重要ですので、必ず継続して実施してください。
④脅し文句に歯医者を使うのはやめましょう
特にアニメ等のメディアの影響もありますが、歯医者＝怖いところ、というマイナスイメージがあります。
便乗とまでは言いませんが、「歯医者に連れて行くよ！」「歯医者さんで削ってもらうよ！」などと叱る際に歯医者を脅し文句に使うことは、絶対にやめましょう。
歯医者＝悪いことをしたら連れていかれるところ、すなわち怖いところ、というマイナスイメージを植え付けてしまいます。こうなると治療が必要な状態になったとしても正直に痛みを訴えない、学校の健診で初めてむし歯が判明し、結果取り返しのつかない状況に陥ることだってあり得ます。
⑤お子様の治療を諦めないでください
どんなに頑張っても全く歯医者に慣れてくれない、大声で泣かれて恥ずかしい、連れて行くたびにゴネてウンザリする、などの理由で通院を止めてしまうことはありませんか？
お子様の歯科治療で一番重要なことは、保護者様と歯科医が諦めないことです。
歯科医は歯科治療のプロとして絶対に諦めません。お子様が全然慣れてくれなくても、大声で泣いても、椅子に座りたがらずゴネていても、お子様の歯科治療にあたれるまで根気強く待ち続けます。これは何日かかっても構いません。
すなわち保護者様が諦めなければ、お子様の歯科治療は必ず行えますし、お口の健康を回復し、維持できるようになります。お子様への対応も含め、スタッフ一同しっかりサポートしますので、お気軽にご相談いただければと思います。
お子様向けの設備について
診察室にはお子様向けのテレビを用意。治療中に小さなお子様がそばで楽しむことも可能です。ご兄弟一緒に入られても構いません。
キッズスペースがございます。小さなお子様が退屈しません。診察中はスタッフが見れますので、小さな赤ちゃん連れの方でもご来院頂けます。